本日も投資お疲れ様です。
[指標(大引け)]
日経平均・・・19,867.12銭(前日比+168.36銭)
TOPIX・・・1,388.97(前日比+17.71)
JASDAQ・・・3,095.61(前日比+9.93)
マザーズ指数・・・646.20(前日比+19.23)
[本日の動き]
昨日のアメリカ市場
ダウが-2,009.13㌦ の 23,851.02ドル
S&P500指数は-225.67ポイント の 2,746.70
昨日のアメリカ市場は株式取引を一時停止させる「サーキットブレイカー」が発動する異常な相場となり、NYダウは過去最大の下げ幅を記録する展開となりました。
その要因は大きく分けて2つありまして、一つはコロナウイルスの感染拡大、もう一つは原油価格の大幅な下落です。
この原油価格はもともとコロナウイルスの影響で経済活動が低迷するとの予想の中、原油の需要が減少するとの見方からすでに下がっていたのですが、OPEC加盟国とロシアの閣僚級会議で協調減産決裂となったことが決定打となりました。
具体的には、サウジアラビアが現在の産油量約930万バレルから増産すると発表し、世界シェアの獲得に動き出したことでロシアも増産を検討し始めており、世界的な原油安の懸念からエネルギー関連銘柄の下落、そして産油国が保有する株式が売られるとの懸念が合わさり、今回の大暴落に繋がりました。
これによりアメリカの長期金利も過去最低レベルに下がり、いかにマネーの投資先に安全資産とされる債券が選択されているかがよくわかります。
しばらくは原油価格とコロナの感染者数に悩まされそうですが、中国での新規感染者数の増加率が減少に転じており、どちらかと言えば、韓国、イタリア、日本、イランなどがピークを迎えており、米国やその他の国が拡大期にあるように感じます(かなり主観が入っておりますが・・・)
そのため、中国の経済状況は比較的早く回復してくるとの見方もできるので、悪い話ばかりではなく、そろそろこの暴落も一旦の終わりを見せる可能性があると考えております。
さてそんな中、本日の日本市場は・・・
昨日のアメリカ市場の大暴落を受け、日本株も本日は非常にボラタイルな展開となりました。
日経平均は一時前日比-806円にまで広がり、19,000円の節目を割り込む動きを見せました。
しかし一巡後はトランプ大統領が「給与減税などの経済対策を検討する」と述べたことや安倍首相が「G7やG20での合意に沿って適切に対応する」との言動が好意的に受け止められ後場には株価はプラスに転じ、そのまま大引けまで高値圏を維持しました。
まだコロナウイルスの影響が完全に取り除かれたわけでもなく、また先に述べた産油国の原油対応によって急激な戻りを試すことは考えにくいですが、まずは節目節目を超えていく動き、例えば20,000円、21,000円などを安定して超えていければ、今回のショックはある程度乗り越えられたと見てよいのではないでしょうか?
私自身も大きな被害を受けましたが、そこから学ぶこともたくさんあったので、とりあえず、失った分を取り戻すことに全神経を注ぎたいと考えております。
とりあえず今週もまだ3日ありますので、気を引き締めて頑張っていきましょう!!
[本日のランキング]
☆値上がり上位5
1位<1685>WisdomTree エネルギー上場投信(+49.58%)
2位<2721>(株)ジェイホールディングス(+32.26%)
3位<7448>(株)ジーンズメイト(+26.04%)
4位<7895>中央化学(株)(+25.48%)
5位<4588>オンコリスバイオファーマ(株)(+24.23%)
☆値下がり下位5
1位<6656>インスペック(株)(-21.81%)
2位<8746>第一商品(株)(-20.30%)
3位<2038>NEXT NOTES 日経・TOCOM 原油 ダブル・ブル ETN(-19.50%)
4位<1394>UBS ETF 先進国株(MSCIワールド)(-15.22%)
5位<8740>(株)フジトミ(-14.85%)
朝 8時51分頃の数字回り
円/ドル・・・102.942円(円高)
原油・・・32.28(下落)
米5年債・・・0.5007(下落)
米10年債・・・0.5593(下落)
米30年債・・・1.0314(下落)